創世記
創世記
出エジプト記
レビ記
民数記
申命記
ヨシュア記
士師記
ルツ記
サムエル記上
サムエル記下
列王紀上
列王紀下
歴代志上
歴代志下
エズラ記
ネヘミヤ記
エステル記
ヨブ記
詩篇
箴言
伝道の書
雅歌
イザヤ書
エレミヤ書
哀歌
エゼキエル書
ダニエル書
ホセア書
ヨエル書
アモス書
オバデヤ書
ヨナ書
ミカ書
ナホム書
ハバクク書
ゼパニヤ書
ハガイ書
ゼカリヤ書
マラキ書
マタイによる福音書
マルコによる福音書
ルカによる福音書
ヨハネによる福音書
使徒行伝
ローマ人への手紙
コリント人への第一の手紙
コリント人への第二の手紙
ガラテヤ人への手紙
エペソ人への手紙
ピリピ人への手紙
コロサイ人への手紙
テサロニケ人への第一の手紙
テサロニケ人への第二の手紙
テモテヘの第一の手紙
テモテヘの第二の手紙
テトスヘの手紙
ピレモンヘの手紙
ヘブル人への手紙
ヤコブの手紙
ペテロの第一の手紙
ペテロの第二の手紙
ヨハネの第一の手紙
ヨハネの第二の手紙
ヨハネの第三の手紙
ユダの手紙
ヨハネの黙示録
2
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
前へ
章 2
創世記
次へ
1.
こうして天と地と、その万象とが完成した。
2.
神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。
3.
神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。
4.
これが天地創造の由来である。主なる神が地と天とを造られた時、
5.
地にはまだ野の木もなく、また野の草もはえていなかった。主なる神が地に雨を降らせず、また土を耕す人もなかったからである。
6.
しかし地から泉がわきあがって土の全面を潤していた。
7.
主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。
8.
主なる神は東のかた、エデンに一つの園を設けて、その造った人をそこに置かれた。
9.
また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせられた。
10.
また一つの川がエデンから流れ出て園を潤し、そこから分れて四つの川となった。
11.
その第一の名はピソンといい、金のあるハビラの全地をめぐるもので、
12.
その地の金は良く、またそこはブドラクと、しまめのうとを産した。
13.
第二の川の名はギホンといい、クシの全地をめぐるもの。
14.
第三の川の名はヒデケルといい、アッスリヤの東を流れるもの。第四の川はユフラテである。
15.
主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らせられた。
16.
主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。
17.
しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」。
18.
また主なる神は言われた、「人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう」。
19.
そして主なる神は野のすべての獣と、空のすべての鳥とを土で造り、人のところへ連れてきて、彼がそれにどんな名をつけるかを見られた。人がすべて生き物に与える名は、その名となるのであった。
20.
それで人は、すべての家畜と、空の鳥と、野のすべての獣とに名をつけたが、人にはふさわしい助け手が見つからなかった。
21.
そこで主なる神は人を深く眠らせ、眠った時に、そのあばら骨の一つを取って、その所を肉でふさがれた。
22.
主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。
23.
そのとき、人は言った。「これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう」。
24.
それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである。
25.
人とその妻とは、ふたりとも裸であったが、恥ずかしいとは思わなかった。